コロナ禍の夏休み、皆さんはどう過ごされましたか?旅行などできない状況でしたから、我が家ではスポーツや読書を楽しんでいました。「バケーションがない分、好きなだけ本を買ってもいいよ!」と言うと喜んで本を買い込む長女と見向きもしない長男、本に対してはかなり温度差がありますが(同じように小さい時から絵本を読み聞かせてきたのですが…)、おかげで子どもたちと本に向き合う時間を普段以上にとることができました。今月も紹介したい本が数冊あったのですが、迷った末、「Mixed – A Colorful Story」「Happy」の2冊を選びました。
賑やかなのが取り柄の「赤」、明るいのが取り柄の「黄」、クールが取り柄の「青」が暮らす街。みんな仲良く一緒に暮らしていたのですが、ある日突然、「赤」が「一番偉いのは赤」と言い出し…!「黄」たちは「一番明るい私たちが偉いんだ」と反論、クールな「青」たちは完全に無視。対立が深まるにつれ、それぞれが色別に別れて暮らすようになります。ところがある日、浮かない顔をした「青くん」と「黄色ちゃん」が出逢います。「黄色ちゃんと一緒にいるとすごくハッピーになるよ!」「青くんと一緒にいると、すごく落ち着く」。二人は離れられない仲(Yellow and Blue become inceparable.)になり、「違う色とは付き合うな!」という周りの反対を押し切って一緒になることに。そして「緑」が誕生します。「緑」は、黄色のように明るく、青のように落ち着きのある子で、周りからもとても可愛がられます。そうするうちに、「青と黄」に続いて、他の色同士が次第に混ざっていくようになります。街はどんどんカラフルになり・・・
完全に余談ですが、各国語版の本の題名に違いがあり、面白いなと感じました。英語版の「Happy」に対して、日本語版は「どんなきもち?」です。気になったので、他国版を見てみたのですが、作者のミース・ヴァン・ハウトさんはオランダの方で、オランダ語版では英語のHappyに当たる言葉の「vrolijk」でした。スペイン語版も同様です。ドイツ語やフランス語版では「Today, I am…」に当たる言葉となっており、日本語版に近いタイトルですね!ちなみにイタリア語版は「気持ち・感情」に対応する言葉がストレートにそのまま題名になっていました。絵本の翻訳版が出版される時、このようにタイトル自体が変わっていることがありますが、どのようにして決められるのでしょうか!?
1冊目は”The Night Gardener”。 最近とても気になっていた絵本で、ネットでレビューを見て注文したのですが、期待を裏切らない、期待以上のとても素敵な絵本でした。2冊目は、時々立ち寄る大型スーパーの絵本コーナーで見つけた本で、”I need a NEW BUTT!” 。スーパーの絵本コーナーといっても意外に侮れず、ベストセラーから最近のヒット本を揃えており、これも最近の大ヒット作品なんです。ネットでもたくさんのレビューが書かれており、手にとってみて「子どもウケしそう」な絵本だと感じたので購入しました。3冊目は、私の娘のお勧めである”Should I Share My Ice Cream?” で、アメリカの子どもなら誰もが一度は読んだことのある大人気シリーズの一つです。
「(せっかく・・・だったのに)私、台無しにしちゃった。」という意味です。このblow(動詞の変化はblow, blew, blown😉)の使い方は日本ではあまり馴染みがないでしょうか。相手に対して「You blew it!」と言うと、「アナタが台無しにしちゃったのよ!」のような感じで大喧嘩に発展しますね。例えば、It was going so well until you blew it! (あなたが台無しにするまでは、すごくうまくいっていたのに!)のような使い方をします。私は大昔、アメリカで運転免許の路上試験を受けた際、試験官に「You almost blew it.」ーもうちょっとでダメになるところだったよーと言われたことが記憶から離れません。😅 (ギリギリの合格判定でした。)
Mrs. Peanuckle によるアルファベット本は何冊かありますが、これはABCに沿って虫だけが登場します。昆虫好きには嬉しいですね!A is for Ant, B is for Bumblemee, C is for Cricket… そして、それぞれの虫のページにその虫の特徴などが短い文で書かれているので、文字に加えてもう少し英語に触れることができます。他にも野菜、果物、花、木シリーズがあります。花の名前だけでAからZまで私には想像がつきませんが、お子様の興味のあるものを選んでみるのもいいですね!
4. “ABC’s for Boys” and “ABC’s for Girls” by Michael Kracht