お勧めの絵本(1)

June 19, 2020

保護者の皆様、こんにちは!

コロナ感染対策でまだまだ周りとの接触を避けて生活しなければならないご家族もいらっしゃれば、日本に戻られたご家族の中には、お子様が現地の幼稚園に通園し始めたご家族もいらっしゃいますね。置かれた環境はばらばらですが、それも考慮しながらの英語プライベートレッスンが始まりました。最初のレッスンを終え、お子様たちの反応はいかがだったでしょうか?数名のお母様方からフィードバックを頂戴し、愛先生やディシャ先生からお話を聞きました。やはり、しばらく英語から離れていた分、最初は緊張したというお子さんが多かったのではないでしょうか。普段のJIAオンラインクラスで顔を合わせて声を聞いていても、先生と一対一で英語で話すとなったら事情は違って緊張しますし、すぐには思い通りに言葉(英語)が出てこないのが普通だと思います。

子どもたちはどんどん新しいことを吸収していきますが、今のような状況で、日常生活で必要度が低くなってしまった英語はどうしても忘れていってしまうのが自然です。(思い出すのは早いですが!)JIAに通園していると、平日の午前9時から午後2時まで生きた英語を聞いていることになりますから、現在の環境ではインプットの量が遥かに違います。同じようにはいきませんので、今の生活を大切にしながら、無理のない方法で英語に親しみ、プライベートレッスンで「英語をもっと話せたらいいな」「頑張ってみよう」という気持ちが芽生えたり、強くなれば嬉しく思います。

そこで皆様にお伺いしたいのですが、ご自宅(現在滞在していらっしゃる場所)に英語の絵本、アルファベットの本はお持ちでしょうか?もっと英語に馴染んでいてほしいとお考えでしたら、是非とも英語の絵本を身近に置くことをお勧めします。日本語の絵本みたいに何冊も持っている必要はありません。また、読み聞かせるのが難しいようなストーリー性の高い絵本である必要もありません。まずは文字の絵本、アルファベットの本を一冊でもいいと思います。

ですので、今回は親子で楽しめそうなアルファベットの本をいくつかご紹介します。アルファベットといっても赤ちゃんぽいものでは楽しめませんし、絵が素敵で、身近な語彙が増えるようなものがいいですよね!あくまでも参考ですので、ご興味をお持ちになりましたらアマゾンなどのサイトで検索してみてください。(日本のAmazonでも買えるものを選びました。)

⒈“Eating the Alphabet – Fruits & Vegetables from A to Z” by Lois Ehlert 

JIA図書にもある本ですが、Aはアプリコット、アーティチョーク、アボカド、アスパラガス・・・アルファベットに沿って果物と野菜がたくさん出てきます。中には聞いたことのないものもありますが、ネット検索してみてください。知識が増えます!お子様と一緒に覚えるのも楽しいです。XはXigua(中国語の西瓜)とやや無理のあるものもありますが…。

2. “Amazing Animal Alphabet” Brian Wildersmiths 

イギリスの絵本画家、ブライアン・ワイルドスミス氏(伊豆高原にワイルドスミス絵本美術館がありますね!)のアルファベット本です。Alligator, Bear, Camel, Donkey, Elephant, Fox… 動物の絵がとても素敵で、大人が癒されるほどです。私はワイルドスミス氏の絵が大好きなので、彼の絵本も数冊持っていますが、どれもお勧めです。

3. “BUG ALPHABET” by Mrs. Peanuckle’s  

Mrs. Peanuckle によるアルファベット本は何冊かありますが、これはABCに沿って虫だけが登場します。昆虫好きには嬉しいですね!A is for Ant, B is for Bumblemee, C is for Cricket… そして、それぞれの虫のページにその虫の特徴などが短い文で書かれているので、文字に加えてもう少し英語に触れることができます。他にも野菜、果物、花、木シリーズがあります。花の名前だけでAからZまで私には想像がつきませんが、お子様の興味のあるものを選んでみるのもいいですね!

4. “ABC’s for Boys” and “ABC’s for Girls” by Michael Kracht   

左は男の子の好きそうなものを集めたアルファベット本です。AはAirplane、BはBulldozer、CはCar…など。そして、右は女の子が好きそうなものを集めたもの。AはApple pie、Bは Butterfly、CはCastle… など。アメリカらしいところもありますが、絵や色使いが綺麗です!

5. “Museum ABC” by The Metropolitan Museum of Arts

    “ABCs of ART” by Sabrina Hahn    

左はニューヨークのメトロポリタン美術館が監修した本で、ABCに沿って同美術館所有のアートを見ることができます。右も同じくアルファベットとアートを同時に楽しめる本で、Aはセザンヌの林檎、Bはドガのバレリーナ… 名画鑑賞しながらAからZまで学べます!

いかがでしょうか?他にも、有名なアーティストが描いたアルファベット絵本など、たくさん面白いものがあるのですが、入手が比較的容易なものとして以上のものをあげました。

今後も機会を見ながら英語の絵本を紹介していきたいと思います。絵が愉快だったり綺麗だったりして言葉の壁を感じさせない楽しみ方ができる絵本から、少しストーリー性が高いけれど子どもたちを惹きつける絵本など、みんなが受け入れやすいものを選んでいくつもりです。

それから最後に付け加えさせてください!子どもが早く英語を話せるようになってほしいとお考えのご家庭でも、まずは日本語の絵本もたくさん読んであげてくださいね。母語のインプットは非常に大切ですし、普段聞くお母さんやお父さんの言葉で、お母さんやお父さんに読んでもらう絵本は格別だと思います。英語の方は、お子様の様子を見ながらリラックスして楽しんでいきましょう!この先、日本語であっても英語であってもいいので、子どもたちが何か一冊、大人になった時にでも思い出せるような素敵な絵本に巡り合えるいいですね!

JIA園長 江頭知華子

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